【最強の生産性!】イーロンマスクも導入する仕事術『タイムボクシング』とは?
今回はイーロンマスクやビルゲイツなど、世界の経営者がこぞって導入する生産性爆上がりな仕事術をご紹介します。
毎日忙しく働く皆さんは、タスク管理に頭を悩ませていませんか?なかなか決めたことに取り組めない人もいるでしょう。
この記事を見ている人の何人が1月1日に決めた「今年の抱負」を覚えているでしょう?そんなあなたにオススメしたい時間管理術が、タイムボクシングです。
この手法を使うと、毎日の仕事が効率よくスムーズに進み、ミッションのように達成感も味わえるでしょう。
では、具体的にどのようにタイムボクシングを活用すれば良いのでしょうか?世界のビジネスパーソンが導入する生産性爆上がりの仕事術、その秘訣を解説していきます。
- タイムボクシングとは
- タイムボクシングの普及
- タイムボクシングの種類
- パーキンソンの法則とタイムボクシング
- 自己投資のためのタイムボクシング
- タイムボクシングの具体的な方法
- タイムボクシングを日々の生活に取り入れる
- まとめ
タイムボクシングとは
タイムボクシング、別名「タイムブロッキング」は、スケジュールとタスクの両方を管理する方法の一つです。
この手法では、ToDoリストから選んだタスクに対してあらかじめ時間枠を設定し、まるでタスクを箱(ボックス)に入れるように一日のスケジュールを作成することからこう呼ばれています。
タイムボクシングの普及
この手法は、海外のビジネス界ではかなり浸透しています。
例えば、ビル・ゲイツ氏や「ディープワーク」の概念を世界に広めたカル・ニューポート氏もタイムボクシングを実践しています。
また、テスラ社とスペースX社、X Corp.(旧:Twitter)を経営するイーロン・マスク氏も毎日の生活にタイムボクシングを取り入れています。
タイムボクシングの種類
タイムボクシングは大きく二つに分けられます。それぞれがどのような特徴を持つのかを見ていきましょう。
1. ソフト・タイムボックス
ソフト・タイムボックスは、タスクに設定した時間を少し越えてしまったとしても柔軟に対応します。
タスクが一旦始まると中断するのが難しい場合や、ある程度以上の時間が必要となるタスクに最適です。
この方法は、完璧主義の人や、途中で中断することが難しい作業をする人に向いています。
2. ハード・タイムボックス
ハード・タイムボックスは、設定した時間を厳守することを重視します。
タイムリミットが到来したら、タスクが未完了でもその場で手を止め、次のタスクに移行します。
短時間で多くのタスクを処理する必要がある場合や、厳密な時間管理が求められる状況に適しています。
この方法は、時間を守ることに重きを置く人や、頻繁にタスクを切り替えることができる人に最適です。
どちらを選ぶかは、その人の性格や職種、またはその時の状況によって異なりますが、どちらの方法でも時間を効率的に使うことができ、生産性を向上させることが可能です。
パーキンソンの法則とタイムボクシング
タイムボクシングの根幹となる考え方「パーキンソンの法則」を理解しましょう。
パーキンソンの法則とは「人は期限が伸びれば伸びるほどやるべきことの完了を遅らせる」という考え方です。
つまり、仕事の量は与えられた時間に合わせて増えてしまうという現象を指します。
例えば、1日のうちに終わらせなければならないタスクがあるとしましょう。そのタスクを「1日かけてやるのか」それとも「2時間で終わらせるのか」どちらが効率的でしょうか?パーキンソンの法則を知ると、答えは明らかです。与えられた時間が長ければ長いほど、仕事はその時間いっぱいに広がってしまうのです。
そして、これを防ぐのがタイムボクシングです。
タイムボクシングとは、一つ一つのタスクに対して事前に時間を割り当て、その時間内で完了させるようにする方法ですので、これによりタスクの完了を先延ばしにすることを防ぎ、時間のムダを排除することができるのです。
自己投資のためのタイムボクシング
タイムボクシングは、タスク管理だけでなく自己投資にも大いに役立ちます。
自己投資とは、自分自身の成長やスキルアップのために時間やエネルギーを使うことを指します。
具体的には「新しいスキルを学ぶ」「健康維持のために運動する」「読書をする」など、自己成長に直結する活動全般を指します。
これらの活動は明確な締め切りがないため、つい後回しにしてしまいがちです。
ここでもタイムボクシングが役立ちます。
自己投資に対しても時間を割り当て、スケジューリングすることで、自己投資に関しても効果的かつ効率よく継続することができるのです。
タイムボクシングの具体的な方法
では、具体的にどのようにタイムボクシングを実践すれば良いのでしょうか?その手順を以下に紹介します。
- タスクをリストアップする
- タスクに優先順位をつける
- タスクに時間を割り当てる
- タイムボックスを作成する
1. タスクをリストアップする
まずは、やるべきことをすべてリストアップします。
その際、タスクが大きすぎる場合は、小さなサブタスクに分割することも忘れないでください。
2. タスクに優先順位をつける
次に、各タスクに優先順位をつけます。
これは、緊急度の高さや重要度を目安に優先順位を設定しましょう。
3. タスクに時間を割り当てる
そして、各タスクに取り組むための時間を割り当てます。この時間は、自分がそのタスクを終えるために必要だと思う時間を設定します。
4. タイムボックスを作成する
最後に、割り当てた時間を基にタイムボックス(取り組む時間のブロック)を作成します。
タスクをスケジュール帳やアプリに入力していきましょう。
スケジュール管理アプリは、Googleカレンダーがおすすめです。
例えば、9:00〜10:00は「Aのタスク」10:00〜11:00は「Bのタスク」といった具体的なスケジュールを作ります。
同時にタイムリミットの設定を忘れないようにしましょう。
各タスクに何分かかるか全くわからないという方もいるかもしれないので、その場合には推定で構いませんのでタスク完了時間を設定しておくことをお勧めします。
無理な時間設定はせず、時間を把握して次からの設定に活かすことが大切です。
これらのステップを踏むことで、あなたのタスク管理は大きく改善するでしょう。
タイムボクシングを日々の生活に取り入れる
タイムボクシングを日々の生活に取り入れることで、あなたの生産性は飛躍的に向上します。それは、あなたが自分の時間をコントロールし、自分自身の目標を達成するために必要なすべての活動に対して、具体的な時間枠を設定するからです。
さらに、タイムボクシングは、あなたが自己投資の時間を確保し、自己成長を促進するのにも役立ちます。これは、自分自身のスキルや知識を高めることで、キャリアや個人的な成功に対して大きな影響を及ぼす可能性があるため、特に重要です。
あなたが初めてタイムボクシングを試す場合でも、あるいはすでに試してみて生産性の改善を求めている場合でも、この方法はあなたの日々の生活をより良いものにするのに役立つでしょう。
まとめ
ビジネス本『Issue Driven』によると生産性とは以下のような式で表せるそうです。
生産性=アウトプット÷インプット=成果÷投下した時間・労力
『Issue Driven』
タイムボクシングによってタスクの優先順位を明確にし、集中力を維持しながら効率的に作業を進めることができます。
パーキンソンの法則に対抗するためにタスクに時間枠を設定することで、より効率的にタスクを達成することができるようになります。
もちろんタスクだけではなく、昼食や昼休憩などにもタイムボクシングを適用しても構いません。
慣れてくれば、イーロンマスクのように1日の全てをタイムボクシングで管理しても問題はないでしょう。
タイムボクシングを活用し、あなたの生産性を新たなレベルに引き上げましょう!