【2023年5月最新版!】シェアサロンで働くメリットとデメリット
自由な勤務体系と高収入で美容師に人気のシェアサロン。
シェアサロンで働くメリットとしては、自分の店舗を開業するような金銭的な余裕がなくても、少ない資金やリスクで開業できる点が挙げられます。
また、シェアサロンによっては別途広告費を払えば自分自身でお客様を集めなくてもサロンが集客したお客様に入客することで売上を上げられるシェアサロンも増えています。
一方、デメリットとしては、基本的に自分で集客しなければならない点や、インボイス制度はじめ税務の知識が必要になるといった点があります。
本記事では気になるシェアサロンについてを、メリットとデメリット交えながら解説していきます。
- ポイント1:シェアサロンとは
- ポイント2:正社員と業務委託の違い
- ポイント3:シェアサロンで働くメリット
- ポイント4:シェアサロンで働くデメリット
- まとめ:美容師の転職は3つのポイントを参考にして自分にとってベストな転職先を見つけよう
1. シェアサロンとは
シェアサロンとは、複数の美容師が共同で使用するサロンで、出店にかかる初期投資や家賃や光熱費、広告費といった諸費用を分担することで出店コストを抑えることができます。
一方、正社員と比較すると、業務委託は個人事業主であるため、最低保証給にあたる基本給がないぶん万一の際の安心感に欠けることがあげられます。
事務作業はじめ、会社でやってくれていた手続き関係も自分で調べて行う必要があります。
2. 正社員と業務委託の違い
正社員と業務委託の違いについては、以下のような点が挙げられます。
雇用形態
正社員は、企業に雇用されている従業員です。
一方でシェアサロンに所属する美容師は、シェアサロンと業務委託契約を結ぶ個人事業主であり、シェアサロンから仕事を受注している形式になります。
収入
正社員は、基本給や賞与などの給与が厚生年金や健康保険、雇用保険などの社会保険料が控除された状態で支払われます。
一方で業務委託契約は個人事業主なので、所属するシェアサロンから報酬として支払われたあとに、自身で納める必要があります。
保険
正社員は、健康保険や厚生年金保険などの社会保険に加入しています。
一方で業務委託にあたる個人事業主は、自己責任で保険に加入する必要があります。
また、薬液トラブルやお客様の身体を傷つけてしまった場合、持ち物や衣服を汚したり損害を与えてしまったときも自身で対応しなくてはならないため、こうした万一の保険にも加入しておくことをオススメします。
税金
正社員は会社から源泉徴収された税金を納めていますが、業務委託は自ら確定申告を行い、自己責任で税金を納める必要があります。
また、今年の10月からインボイス制度が始まるため、そういった制度の学習や手続きも併せて行いましょう。
インボイス制度は、業務委託契約を結んだ場合に発行する請求書のことで、インボイス制度を導入することで美容師自身が消費税を納める必要があるため、税務の知識が必要になります。
美容師のインボイスについてはこちらで解説しています。
申告漏れや無申告により追加徴税が発生した場合、責任を取るのはご自身です。
知らなかったでは済まされまないので注意してください。
3. シェアサロンで働くメリット
シェアサロンで働くメリットとしては、以下のような点が挙げられます。
高歩合
シェアサロンでは基本的に美容師自身が抱えているお客様、自身で集客するお客様からの売上が収益に直結するため、収入が高歩合になります。
多いところで売上の80%バック程度の歩合率となります。
自由度が高い
シェアサロンでは自分自身でスケジュール管理やお客様管理を行うため、自由度が高く働きやすいです。
そのため、ある程度の売上を上げられるスタイリストにとっては拘束時間が少なく、ライフワークも充実させられるため理想的な環境と言えるでしょう。
コスト削減
シェアサロンでは家賃や光熱費などのコストを分散させているため、一人で開業するよりもコストの削減になります。
広告費など諸経費も分担できるのがメリットです。
4. シェアサロンで働くデメリット
シェアサロンで働くデメリットとしては、基本的に自分で集客を行わなければならない点が挙げられます。
また、他の美容師とのスケジュール調整が必要になるため、土日や繁忙期など自分の好きな時間に予約が解放できない場合もあります。
シェアサロンによっては、利用料金や広告費用が高額になる場合もあるため、自身の売上見込みと損益分岐を事前に計算しておくことをオススメします。
また、個人事業主になるので、トラブルや保険関係、インボイスはじめ納税関係も基本的には自分で行う必要があるので注意しましょう。
まとめ
いかがでしたか?本記事では『シェアサロンで働くメリットとデメリット』というテーマで解説しました。
営業時間に縛られず、プライベートと仕事のライフワークバランスを充実させるというのは美容師の理想のようにも感じます。
自己資金で開業するのは不安…という美容師はシェアサロンから始めてみるのもありですね。