【例文あり!】面接官が教える履歴書の志望理由や自己PR対策3選
就職や転職に必須の履歴書ですが、志望理由や自己PRを書くにあたって準備はできていますか?
頻繁に使用するものではないので、志望理由や自己PRの書き方に手間取ることも多いですよね。
そんな時に以下の3つのステップを活用し、就職活動を有効なものにしていきましょう。
今回は履歴書の志望理由や自己PR対策3選について解説していきます。
1. 自分ってどんな人?と周りに聞いてみる
Q.「周りからどんな人と言われますか?」
これは就職面接でよく質問される一般的なフレーズです。
しかし、ある調査によれば、80%の人が自分の能力や性格を正確に把握していないと言われています。
これが、自分の履歴書作成や自己PRにおいて、日本人が苦手とされている大きな理由です。
家族や友人に自分が向いていることや、不向きなことがどう映っているのか聞いてみることで、簡単に客観的な意見を取り入れることができます。
ワンポイントアドバイス
- 「一人で黙々と熱中している時の集中力すごいよね」
- 「数字系が強く論理的だよね」
といった抽象的な意見から探っていき、徐々に具体的にしていくことで明確にしていきましょう。
【応用編】面接での応用回答例
不合格の回答例
私は周りから「仲間への思いやりがあるよね」とよく言われることが多いです。
アルバイト仲間が悩んでいるところを見かけたら、すぐに悩みを聞いて寄り添っていることが、周りからは仲間思いと捉えられているようです。
この回答は不合格です。このような回答をする人は五万といて印象に残らないですし、自己PRや他の質問とのアピールポイントが被ります。この質問は、面接の最中でまだ伝えていなかった自分の意外なセールスポイント、人間的な魅力をアピールすることがポイント!
普通の一般的な回答ではなく、確実に面接官に好印象を与える回答を事前に戦略を練って作成しておくことが肝心!
内定者の回答例
「細かいところまでこだわるよね」とよく言われます。
肩書きや経歴は立派なものが多いのですが、私は全く器用なタイプの人間ではありません。
何かに取り組む時も、人の倍時間がかかりますし、人の倍ヘタクソだと思っています。
不器用で要領が悪いからこそ、常に前向きに努力することの大切さを実感した結果だと思います。
この回答は及第点です。ただし、面接の最中でまだ伝えていなかった自分の意外な一面をアピールしているのは良いポイントです!改善点としては、面接官が知りたい「素」の部分を引き出せていないように感じられる可能性があります。良くも悪くも面接の模範回答な印象です。
就活無双の回答例
見た目八方美人、中身泥くさいと言われます。
おしとやかで愛想が良いように初対面の人からは見えるみたいですが、実際は結構泥くさくてガッツあるよねと驚かれます。
学校の企画でイベント会場の設営を担当したのですが、私が一番力仕事をこなしてたみたいです。
早く終わらせて帰りたかっただけなんですけどね。
この回答は合格です。さすが就活無双ですね。面接の最中でまだ伝えていなかった自分の意外な一面をアピールしているのも良いポイントですが「見た目八方美人、中身泥くさい」というフレーズインパクトは印象にも残りやすく好評価ポイントでしょう。美容師は体力も精神力も求められる業界なので、面接官が懸念に感じそうなポイントをさりげなく潰しているポイント。さらには実際こういうタイプの美容師は売れるという事例も多いので、どこの美容室も欲しがるのは納得です。
2. 自分の得意・不得意を理解しよう
履歴書では、自己PRが非常に重要です。
自分の得意・不得意を正確に把握し、それを元にアピールポイントを洗い出す必要があります。
前項で『周りの意見』を聞いた上で、今度は自分が『得意なこと』や『苦手なこと』を書き出してみましょう。
ワンポイントアドバイス
- 【自分の好きなこと】×【得意】は特に伸ばすべきもの!
苦手なことを伝える場合は、言い回しに工夫が必要です。
ただ単純に苦手と伝えるよりも、
- 「私はAよりもBの方が得意なので、Aに取り組むときはこのように意識するようにしています」
など、ネガティブで終わらせるよりもポジティブに終わるように工夫すると印象が良くなります。
苦手でもポイントを掴めば次第に得意になることも多いので、あまり難しく考えないようにしましょう。
3. 志望理由をより具体的にする
企業は、なぜ自分がその企業を選んだのか、具体的な理由を知りたがっています。
一般的な動機ではなく、独自の視点や感想をもとにしたものが理想です。
まずは、そのサロンだからこその『強み』や『特徴』を、自分なりに分析しましょう。
次に『自分はなぜその特徴が良いと思って志望しているのか』を挙げてまとめていきましょう。
ワンポイントアドバイス
例えば、旅行が趣味だとしたら自分の好きな旅行先を伝えようとしたら、
- 道中で感じたエピソード
- 宿泊先での感想
- 旅行先で感動したこと
具体的に話せますよね?
「なんとなく良い」は社会人のプレゼンとしてNGです!
まとめ
いかがでしたか?
今回は、履履歴書の志望理由や自己PR対策について解説しました。
履歴書を書く前にこれら3つのステップを踏むことで、他の応募者と差別化された内容の履歴書を作成し、面接に臨むことができます。
自分の経験や考えをしっかりと形にし、最高の履歴書を作成しましょう!