【成功例と戦略解説】美容室の新卒採用増のポイント3選!
美容師の採用にお困りの方へ、新卒採用を増やすための新しい働き方についてご紹介します。
本記事では、採用に成功した実例も交えて、効果的な戦略をご紹介します。
他社との差別化のヒントになるかもしれませんので、ぜひ参考にしてみてください。
1. 増える離職と減る新卒採用|応募者を増やすカギとは
美容師採用を増やすためには、他社との差別化を図り、魅力的なサロンになる必要があります。
就職先を探す美容学生にとって、給料面や環境面など会社の提示する条件も大切ですが、今何より重視されているのは「やりたいことができるのか」「自分の将来の選択肢の幅がどれだけ広いか」です。
働き方が多様化している今、入社後の選択肢の幅が狭い美容室は淘汰され、離職者が出る原因にもなります。
新卒の応募者を増やすカギとなるのは、美容師を軸にいろいろなことに挑戦できる環境、様々な働き方を応援する環境を整え、他社との差別化を図ることです。
2. サロン見学希望・面接応募者が絶えない美容室の採用戦略とは
全国的に美容室の数が増加し、美容師新卒採用は年を追うごとに激化していますが、ほぼ中途採用を要することなく新卒採用の安定化に成功している郊外型の美容室もあります。
美容学生が憧れる表参道や原宿や銀座にあるような美容室ではありませんが、サロン見学や面接応募者が毎年安定しているのには理由があります。
新卒者向けの独自の教育プログラム
新卒者に対する充実した研修と教育プログラムを設けることで、新人美容師の技術向上や職業意識の育成に力を入れています。
具体的には、美容技術だけでなく、接客マナーやSNSスキルなど、美容師として即戦力に必要な全てを網羅した教育体系を築いています。
キャリアアップの支援
美容師として一生働き続けるだけでなく、店舗の経営やマネジメント職として活動することも支援しています。
美容師としてのキャリアパスを一緒に考え、将来への不安を払拭し個々の目標や夢をサポートしていることも特徴です。
3. 美容師新卒採用のメリット
新卒採用には以下のようなメリットがあります。
メリット1. 新卒採用、採用活動が安定する
美容学生がサロン見学やインターンに来て、安心して働けるサロンだと認識されると、応募や面接まで進む確率が高くなります。
マネージャーや店舗代表、FCオーナーなど、将来の選択肢が多いと目標が明確になることでモチベーションも上がり志望者数も増えます。
美容師と将来のキャリアパスをアピールすることで、採用を成功させている美容室は多いです。
メリット2. 採用コストを削減できる
採用コストは企業の規模や立地によって変わりますが、特異性のないサロンほど採用コストが嵩む傾向にあります。
他社との明確な差別化ポイントがあれば、採用コストをほとんどかけなくても人が集まります。
参考までに、新卒一人当たりにかかるとされている採用コストは以下のようになっています。
- 大手企業:10〜15万円
- 中堅企業:15〜20万円
- 小規模都心:20〜30万円
- 小規模郊外:30〜50万円
メリット3. 新卒採用が会社の売り上げに貢献できる
美容師アシスタントの技術が向上し、入客できるようになりスタイリストのアシストをすることでサロン全体の収益を増やすことが可能になります。
美容師アシスタントにかかる教育経費と労力が膨大であることから、生産性の低下が問題視されていましたが、前述の教育プログラムを導入し、新卒アシスタントがいち早く入客できるようになることで生産性の向上につながります。
4. まとめ
美容師新卒採用を増やすためには、美容学生にとって魅力的な環境を作り出すことが求められます。
具体的には、多様な働き方を支援し、新卒者向けの独自の教育プログラムを設けること、キャリアアップの支援を行うことが重要となります。
これにより、採用の安定化、採用コストの削減、売り上げへの貢献といったメリットを享受できます。
美容室経営者にとって、美容師の新卒採用は大きな課題です。
しかし、上述した採用戦略を参考にして、美容学生にとって魅力的なサロンとなることで、新卒採用に成功する可能性は大いにあります。